コード進行が思いつかない人へ|感情から選ぶ作り方の手順
「次のコードが思いつかない」を解決する、感情から決めるコード進行の作り方。定番パターンから応用まで手順で解説し、ツールで音を鳴らしながら作れます。
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コード進行の作り方 — 感情で選ぶ初心者ガイド
理論はコード進行で「何ができるか」を教えてくれます。でも「何が良いか」を決めるのは耳です。良い進行を作るコツは、その両方を使うこと。理論で候補を絞り込み、最後は耳で選ぶのです。
白紙の状態で「次のコードは?」と考え込んでもなかなか進みません。それより先に「ここはどんな感じにしたいか」を決めてしまいましょう。雰囲気が決まれば、それに合うコードはほとんど向こうから手を挙げてくれます。
まず聴いてみる
これを一番早く身につける方法は、ツールに候補を出させて、それを耳で判断することです。
- コード進行ビルダーを開く
- キーを「C メジャー」にして、最初のコードに Ⅵm(Am)を選ぶ
- 感情フィルターを「切ない」にして、次のコード候補を見る
- いくつか試聴し、気に入ったものを追加して、3〜4コード繰り返す
フィルターを変えると、おすすめされるコードが変わることに注目してください。同じ最初のコードでも、「明るい」と「切ない」ではまったく違う方向へ進みます。雰囲気とハーモニーがどう結びついているかを、読むのではなく耳で体感できます。
基本のルール:コードの機能
メジャーキーのコードには3つの機能があります:
| 機能 | コード(Cメジャーの場合) | 感じ |
|---|---|---|
| T(トニック) | C, Em, Am | 安定・着地 |
| SD(サブドミナント) | F, Dm | 浮遊感・期待感 |
| D(ドミナント) | G, Bdim | 緊張・解決したい感じ |
コード進行の基本は「TとSDとDを並べて、最後にTへ戻る」という流れです。
定番コード進行パターン
パターン1: I → IV → V → I
(例: C → F → G → C)
最もシンプルな進行。明るく力強い。フォークソングやブルースに多い。
パターン2: IV → V → IIIm → VIm(王道進行)
(例: F → G → Em → Am)
J-POPのサビで最も使われるパターン。明るさと切なさが両立している。
パターン3: I → VIm → IV → V(カノン進行ベース)
(例: C → Am → F → G)
パッヘルベルのカノンに由来する安定感のある進行。
パターン4: VIm → IV → V → I(小室進行)
(例: Am → F → G → C)
マイナーから始まる切ない進行。90年代J-POPの代表的なパターン。
感情別コード進行の作り方
「明るく元気」にしたいとき
→ I(トニック)から始め、IV → V → I の流れを使う
→ BPMを120〜140にすると元気な印象が強まる
「切ない、哀愁」を出したいとき
→ VI(マイナートニック)から始める
→ または III → VI → II → V のようにマイナー系を経由する
→ BPMを80〜100にするとより切なさが出る
「おしゃれ、都会的」にしたいとき
→ セブンスコード(IV maj7, II m7 など)を使う
→ II → V → I(ツーファイブワン)を取り入れる
「緊張感、映画的」を出したいとき
→ VII(ディミニッシュ)や V7 を多用する
→ 解決(V → I)を遅らせることで緊張が持続する
コード進行ビルダーの使い方
コード進行ビルダーでは:
- キーとモード(メジャー/マイナー)を選ぶ
- 感情フィルターで絞り込む(定番・明るい・切ない等)
- 候補コードをタップして試聴
- 「追加」ボタンで進行に加える
- 完成したら「進行を再生」で確認
理論を知らなくても、音を聴きながら進行を組み立てられます。★の数は、その遷移が定番か挑戦的かを表します。安全に進めることも、あえて冒険することもできます。
次に試すこと
同じ最初のコードから、「明るい」フィルターと「切ない」フィルターでそれぞれ進行を作り、出来上がりがどれだけ違うか確かめてみてください。次に、完成した進行の中の★の多いコードをひとつだけ、★1の「挑戦的」な候補に差し替えてみましょう。多くの場合、そのひとつの意外性が、ありふれたループを「自分の声を持った進行」に変えてくれます。候補を絞るのは理論、最後の一手を選ぶのは耳です。
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