次に来るコードはなぜ決まる?コード進行ジェネレーターの仕組み
ランダム生成なのに、なぜそれらしいコード進行になるのか。『次に来やすいコード』の重み付き遷移という仕組みを、音が鳴るジェネレーターで観察しながら解説します。
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この記事の内容
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次に来るコードは、なぜ「だいたい決まる」のか
コード進行を作るとき、次のコードは無限に選べるはずなのに、実際には「来やすいコード」と「来にくいコード」があります。コード進行ジェネレーターは、この「コードからコードへの来やすさ(遷移)」を重み付きの地図として持ち、それを歩いて進行を作っています。この記事はその仕組み——「次に何が来やすいか」——を解説します。コードの役割(T・SD・D)そのものは トニック・サブドミナント・ドミナント に譲り、ここでは「つながり方」に絞ります。
まず、生成を観察する
- コード進行ジェネレーターを開く
- Cメジャー・4コード・「定番」で何度か生成する
- よく出る動き(例: F→G、G→C)と、ほぼ出ない動き(例: G→F)に気づく
- 「切ない」に変えると、来やすいコードの顔ぶれが変わるのを見る
ランダムなのに毎回それらしく聞こえるのは、各ステップが「サイコロ」ではなく「重み付きのサイコロ」だからです。
「来やすさ」は一様ではない
どのコードの後にも、来やすい次のコードと来にくい次のコードがあります。ざっくり言うと——
- ドミナント(G)の後はトニック(C)が来やすい(解決したい引力)
- トニック(C)の後はどこへでも行ける(自由度が高い)
- サブドミナント(F)の後はドミナント(G)へ進みやすい(F→G→C の流れ)
- G→F のような「逆流」は来にくい(解決を先延ばしにする特殊な動き)
ジェネレーターは、この来やすさを数値の重みとして持ち、重い辺ほど高確率で選びます。だから出力は毎回違っても、定番の流れから大きく外れないのです。
雰囲気フィルター=重みの付け替え
「定番」「切ない」などのフィルターは、同じ地図の重みを付け替える操作です。
- 「定番」: T→SD→D→T のような王道の辺を重くする
- 「切ない」: マイナーコード(特に VIm)へ向かう辺を重くする
同じキー・同じコード集合でも、どの辺を重くするかで「曲の天気」が変わります。
自分で歩くとどうなるか
この地図は、手で歩くこともできます。
- C から始める
- 「次に来やすいコード」を1つ選ぶ(迷ったら F か Am)
- そのコードから、また来やすい次を選ぶ
- G まで来たら C へ戻して一区切り
ジェネレーターがやっているのは、これを重み付きで自動化しているだけ。仕組みが分かると、出てきた進行を「なぜこの並びになったか」で読めるようになります。
次に試すこと
「定番」で5つ生成し、共通して出てくる2コードの動き(おそらく G→C や F→G)を探してください。次に「切ない」で5つ生成し、どの辺が増えたかを比べます。来やすさの地図が頭に入ると、パターン一覧を手作業で組み立てるときも「次の一手」に迷わなくなります。
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