neirocca sound-first music theory
五度圏 2026/5/21 読了目安 4 分

調号の覚え方|シャープ・フラットの数を五度圏で出す方法

シャープ・フラットが何個か毎回つまる人へ。調号を丸暗記せず五度圏で数えて出す覚え方を解説。調号の順番・相対マイナー・優先キーまで整理し、音が鳴る五度圏ツールで確かめられます。

この記事の内容

  1. まず聴いてみる
  2. 時計回り=シャープ、反時計回り=フラット
  3. シャープが付く順番・フラットが付く順番
  4. 相対マイナーも同じ調号
  5. 作る人向け:調号から使う音を逆算する
  6. 聴く人向け:楽譜の調号からキーを当てる
  7. まず覚える優先キー
  8. 次に試すこと

Listen

音で確認する

▶ をタップして音を確認。もう一度タップで停止。

五度圏で調号を覚える

「Aメジャーってシャープ何個だっけ?」と毎回つまる人は多いです。調号を1つずつ暗記しようとすると15個分の表になりますが、五度圏を使えば「数える」だけで答えが出ます。この記事は、五度圏を調号の早見表として使うための読み方をまとめたものです。

まず聴いてみる

  1. 五度圏ツールを開く
  2. 一番上の C(シャープもフラットもゼロ)をタップする
  3. 時計回りに GDA と進めながら、表示される調号を見る
  4. 今度は C から反時計回りに FBbEb と進める

時計回りで1つずつシャープが増え、反時計回りで1つずつフラットが増えていきます。位置と調号がセットで頭に入ると、暗記ではなく「位置から数える」感覚になります。

時計回り=シャープ、反時計回り=フラット

五度圏の頂点が C(調号なし)です。

  • 時計回り(完全5度ずつ上がる): G(♯1) → D(♯2) → A(♯3) → E(♯4) → B(♯5)
  • 反時計回り(完全4度ずつ上がる): F(♭1) → Bb(♭2) → Eb(♭3) → Ab(♭4) → Db(♭5)

つまり「Cから何ステップ離れているか」がそのまま「シャープ/フラットの数」になります。Aは時計回りに3つなのでシャープ3個、Ebは反時計回りに3つなのでフラット3個です。

シャープが付く順番・フラットが付く順番

調号は、つく音にも決まった順番があります。

  • シャープの順: ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ(F♯ C♯ G♯ D♯ A♯ E♯ B♯)
  • フラットの順: シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ(Bb Eb Ab Db Gb Cb Fb)

フラットの順はシャープの順を逆から読んだものです。たとえばシャープ3個のAなら、順番どおり「ファ・ド・ソ」にシャープが付きます。

相対マイナーも同じ調号

五度圏の外側がメジャーキー、内側が相対マイナーキーです。同じ位置にあるメジャーとマイナーは、調号がまったく同じになります。

  • Cメジャー と Aマイナー → 調号なし
  • Gメジャー と Eマイナー → シャープ1個
  • Fメジャー と Dマイナー → フラット1個

曲がマイナーキーでも、五度圏の同じ位置を見れば調号は一発でわかります。

作る人向け:調号から使う音を逆算する

新しいキーで書き始めるとき、調号がわかればスケール音もすぐ決まります。

例: Dメジャー(シャープ2個=ファとド)。この2音を♯にしたD・E・F♯・G・A・B・C♯が、そのキーで使える基本の7音です。

最初にこの「枠」を押さえておくと、メロディーやコードを書くときに音を外しにくくなります。

聴く人向け:楽譜の調号からキーを当てる

楽譜を見て冒頭にシャープが3つ付いていたら、五度圏で時計回りに3つ進んだAメジャー(または相対マイナーのF♯マイナー)が候補です。

調号の数を数えてキーを推定できると、コピー譜やバンドスコアを読むスピードが上がります。

まず覚える優先キー

15キー全部を一度に覚える必要はありません。実際の曲でよく出る順に絞ると効率的です。

  1. C / G / D / A(シャープ系の定番)
  2. F / Bb / Eb(フラット系の定番)
  3. その先は曲で出会うたびに足す

ポップスやロックはシャープ系、ブラスやジャズはフラット系が多めです。自分のよく聴くジャンルから固めるのがおすすめです。

次に試すこと

五度圏ツールで、C を起点に時計回りへ G D A とタップし、シャープが1つずつ増えるのを確認してください。次に反時計回りで F Bb Eb を鳴らし、フラットが増える側も体で覚えます。位置と調号がつながると、調号は暗記表ではなく「数えれば出るもの」に変わります。

五度圏ツールで調号の増え方を確かめる

Try With Sound

理論を読んだら、音で確認する

記事で触れた内容は、関連ツールで実際に鳴らしながら確認できます。耳とセットで学ぶと理解が定着しやすくなります。

🎹 関連ツールで試す →

このトピックを含む学習コース

順番にステップを進めると体系的に身に付きます。