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メトロノーム 2026/4/12 読了目安 4 分

テンポ用語一覧 — Largo, Andante, Allegroって何BPM?

クラシック音楽のテンポ用語(Largo〜Presto)をBPMの目安とともに解説。曲の速さを表す言葉の意味を理解しよう。

この記事の内容

  1. テンポ用語とは
  2. テンポ用語一覧
  3. BPMはあくまで「目安」
  4. 強弱記号との違い
  5. テンポの変化を表す用語
  6. 実際にテンポを体感してみよう
  7. まとめ

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テンポ用語とは

楽譜には「Allegro」「Andante」などのイタリア語でテンポ(速さ)が指示されることがあります。これらはテンポ標語と呼ばれ、数百年前から使われているクラシック音楽の標準語です。

テンポ用語一覧

用語読み方日本語訳BPMの目安
Graveグラーヴェ重々しくゆっくりと〜40
Largoラルゴ幅広く、とても遅く40〜60
Larghettoラルゲットやや広く60〜66
Adagioアダージョゆっくりと66〜76
Andanteアンダンテ歩くような速さで76〜108
Andantinoアンダンティーノやや歩く速さで80〜108
Moderatoモデラート中くらいの速さで108〜120
Allegrettoアレグレットやや速く112〜120
Allegroアレグロ速く、活発に120〜168
Vivaceヴィヴァーチェ活き活きと速く156〜176
Prestoプレストとても速く168〜200
Prestissimoプレスティッシモ非常に速く200〜

BPMはあくまで「目安」

重要なのは、テンポ用語に絶対のBPM値はないということです。時代や演奏者、曲の性格によってかなり変わります。

たとえば「Allegro」でも:

  • バッハ時代のAllegro ≈ 現代のAndante程度
  • 現代のロックバンドが「速く!」と言う感覚 ≈ Prestissimo

テンポ標語は「絶対速度」ではなく「音楽的な性格・気分」を表す言葉と理解しておくと良いでしょう。

強弱記号との違い

テンポ標語に似た言葉で強弱記号があります。紛らわしいので整理しておきます。

記号意味分類
Adagioゆっくりとテンポ標語
Piano (p)弱く強弱記号
Forte (f)強く強弱記号
Crescendoだんだん大きく強弱変化記号

テンポの変化を表す用語

用語意味
Accelerando (accel.)だんだん速く
Ritardando (rit.)だんだん遅く
Rallentando (rall.)だんだん遅く(ritよりゆっくり落ちる感じ)
A tempo元のテンポに戻る
Rubatoテンポを自由に揺らす
Fermata(フェルマータ )その音を自由に伸ばす

実際にテンポを体感してみよう

メトロノームツールでBPMを設定すると、現在のテンポ名が自動的に表示されます。

  • 60BPMに設定 → 「Largo(とても遅く)」
  • 100BPMに設定 → 「Moderato(中くらいの速さ)」
  • 160BPMに設定 → 「Allegro(速く)」

実際に音を聴きながら、それぞれのテンポ感を体で覚えてみてください。

まとめ

  • テンポ標語はイタリア語で速さと音楽的性格を表す
  • BPMは目安であり、絶対値ではない
  • Largo(遅い)→ Allegro(速い)→ Presto(とても速い)の順で速くなる
  • メトロノームで実際に音を聴いてテンポ感を体感しよう

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理論を読んだら、音で確認する

記事で触れた内容は、関連ツールで実際に鳴らしながら確認できます。耳とセットで学ぶと理解が定着しやすくなります。

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