コードからキーを判別する方法
曲で使われているコードからキー(調)を判断する実践的な方法を解説。ダイアトニックコードとの照合で効率よく判定しよう。
この記事の内容
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なぜコードからキーがわかるのか
各キーには、そのキーに属するダイアトニックコード(7つのコード)が決まっています。
曲で使われているコードがどのキーのダイアトニックコードに多く含まれるかを調べることで、キーを推定できます。
Cメジャーのダイアトニックコード
| ディグリー | コード名 | 機能 |
|---|---|---|
| Ⅰ | C | トニック |
| Ⅱm | Dm | サブドミナント |
| Ⅲm | Em | トニック |
| Ⅳ | F | サブドミナント |
| Ⅴ | G | ドミナント |
| Ⅵm | Am | トニック |
| Ⅶdim | Bdim | ドミナント |
判定の手順
ステップ1: コードをリストアップ
曲で使われているコードを書き出します。
例:ある曲のコード進行 → C, G, Am, F
ステップ2: 各キーとの一致を確認
Cメジャーとの一致:
- C → ✓(Ⅰ)
- G → ✓(Ⅴ)
- Am → ✓(Ⅵm)
- F → ✓(Ⅳ)
→ 4/4 = 100%一致!
Gメジャーとの一致:
- C → ✓(Ⅳ)
- G → ✓(Ⅰ)
- Am → ✓(Ⅱm)
- F → ✗(Cメジャースケールのファ#≠ファ)
→ 3/4 = 75%一致
この場合、Cメジャーが最も有力です。
ステップ3: ツールに任せる
この照合作業を24キー(12メジャー+12マイナー)に対してやるのは大変です。キー判定ツールなら、コードを入力するだけで自動的に判定してくれます。
ノンダイアトニックコードが含まれる場合
実際の曲には、そのキーに属さないコード(ノンダイアトニックコード)が含まれることもあります。
代表的なノンダイアトニックコード:
| コード | 呼び方 | 役割 |
|---|---|---|
| D(Cメジャーキー内) | セカンダリードミナント(V/V) | G(Ⅴ)への誘導 |
| A7(Cメジャーキー内) | セカンダリードミナント(V/IIm) | Dm(Ⅱm)への誘導 |
| Ab(Cメジャーキー内) | ♭Ⅵ | 借用和音(マイナーからの借用) |
これらはペナルティをゼロにして判定するのが一般的です。キー判定ツールもこの方針で計算しています。
実践例
例1: J-POP風コード進行
F → G → Em → Am → F → G → C
→ F・G・Em・Am・C すべてCメジャーのダイアトニック
→ キー: Cメジャー
例2: マイナーキーの曲
Am → F → C → G
→ AmキーとCメジャーキーの両方に含まれるコード群
→ 最後がAmならAマイナー、Cで終わるならCメジャーの可能性が高い
例3: セカンダリードミナントを含む場合
C → E7 → Am → F → G
→ E7はCメジャーには含まれないが、C → Am → F → G の4コードは一致
→ キーはCメジャー(E7はAmへの導音コード)
平行調の曖昧さ
メジャーキーとマイナーキーは同じ音のセットを使うため、同じコード群から両方が候補に上がることがあります。
- Cメジャー と Aマイナー
- Gメジャー と Eマイナー
最後のコードや曲の雰囲気(明るい/暗い)で判断しましょう。
まとめ
- コードとダイアトニックの照合でキーがわかる
- ノンダイアトニックコードは借用和音として許容する
- 最後のコードや雰囲気で平行調(メジャー/マイナー)を判断
- キー判定ツールでコードを入力してすぐ試せます